
高野山 真言宗
瀬谷山 寳藏寺
治曆2年(1066年) 秀恵比丘尼の開基にしたのがはじまり、この後、応永3年(1396年)第14代 空元法印により古義真言宗 藤沢感応院の末寺として中興開山され第1世となり給いしより師資相伝へ連綿として今日に至り瀬谷の聖殿として幾世もの祖先の普提を精り安寧幸福を司る信仰の道場となる。創建より今日至るに三度、寛文、享保、天保のそれぞれの時代に火災がありお堂消失した後、弘化元年(1844年)現存する本堂の地に再建されたものである。本尊は、弘法大師座像。

本堂内陣
平成25年本堂内障に京都に東寺に現存する曼茶羅(重要文化財)弘法大師が唐から請来してきた原本の正統を受け継いで弘仁本、建久本、永仁本その時代に描き写されてきた最後の写しが元緑本と呼ばれる曼荼羅である。この元録本を東寺1200年 立教開宗1200年を2023年に迎えるにあたり東寺の所蔵する「両界曼茶羅図 元緑本」をそのまま形で絹本に手描にて縮小、新写したもの(東寺 許可)特別に当山にてお祀りすることとなり平成26年11月よりお祀りしております。

御朱印籠
慶安2年 徳川三代将軍家光公により領地1丁2反9畝・境内地6反・寺領8石3斗の御朱印を賜るその際に用いたとされる拝領籠等現存。
